彼は食物はどこにあるかと言いつつさまよい、 暗き日が手近に備えられてあるのを知る。
その子らを放浪者として施しをこわせ、 その荒れたすまいから追い出させてください。
彼らは食い物のためにあるきまわり、 飽くことを得なければ怒りうなる。
その力は飢え、 災は彼をつまずかすために備わっている。
ただ、さばきと、逆らう者たちを焼きつくす激しい火とを、恐れつつ待つことだけがある。
その日は怒りの日、 なやみと苦しみの日、 荒れ、また滅びる日、 暗く、薄暗い日、 雲と黒雲の日、
主の日は暗くて、光がなく、 薄暗くて輝きがないではないか。
これは暗く、薄暗い日、 雲の群がるまっくらな日である。 多くの強い民が 暗やみのようにもろもろの山をおおう。 このようなことは昔からあったことがなく、 後の代々の年にも再び起ることがないであろう。
われわれは荒野のつるぎのゆえに、 おのが命をかけて食物を獲る。
われわれは足りるだけの食物を獲るために、 エジプトおよびアッスリヤに手をさし伸べた。
人が多くの年、生きながらえ、そのすべてにおいて自分を楽しませても、暗い日の多くあるべきことを忘れてはならない。すべて、きたらんとする事は皆空である。
彼は光からやみに追いやられ、 世の中から追い出される。
あなたが土地を耕しても、土地は、もはやあなたのために実を結びません。あなたは地上の放浪者となるでしょう」。
彼は、暗やみから帰りうるとは信ぜず、 つるぎにねらわれる。
悩みと苦しみとが彼を恐れさせ、 戦いの備えをした王のように彼に打ち勝つ。
彼は暗やみからのがれることができない。 炎はその若枝を枯らし、 その花は風に吹き去られる。
しかし、わたしはあなたのみ力をうたい、 朝には声をあげてみいつくしみを歌います。 あなたはわたしの悩みの日にわが高きやぐらとなり、 わたしの避け所となられたからです。
主は正しい人を飢えさせず、 悪しき者の欲望をくじかれる。
主はすべての物をおのおのその用のために造り、 悪しき人をも災の日のために造られた。